おさかな図鑑 淡水魚 ワカサギ

ワカサギ

ワカサギ

 天然分布は太平洋側では千葉県以北、日本海側では島根県以北に生息するが、人工受精卵を各地に移植するため、全国の湖沼で釣れている。産卵は2~4月で、孵化後、1年で成魚になる。北の地方では海と行き来する降海型がいる。
 釣りシーズンは10月頃から2月までで、冬の寒い時期が本格的シーズン。北国では結氷した湖面での穴釣りが有名。
 釣り方はボートからが一般的。竿を数本くらい用意し、効率よく釣ること。ワカサギはタナ(水深)の変動が激しいので、その日のタナを早く知ることがコツ。そのためにも最初はそれぞれの仕掛けを異なる水深に入れておき、アタリがあったタナを重点的に釣る。
 仕掛けは6~10本バリで、最初は作るのが面倒だから、完成した出来合い仕掛けを一日数セット用意しておく。ハリ数が多いと魚も釣りやすいがそれだけカラミも多くなる。慣れないうちはハリ数は少な目にしておく。

生態について

分類 スズキ目ハゼ科ハゼ亜科ウロハゼ属
別名 グズ、ナツハゼ、ゴウソなど多数
大きさ 15~20cm前後が一般的サイズ。
釣期 生息地の遊漁規則に準じる。一般的には10月~3月がベストシーズン。
美味しい食べ方 フライや南蛮漬けが人気。
釣りの難易度 ★ ☆ ☆ ☆ ☆
引きの強さ ★ ☆ ☆ ☆ ☆
珍しさ ★ ★ ☆ ☆ ☆
補足 淡水魚全般は横川吸虫の中間宿主なので生食は危険

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